提言

やぶたが考えていること

この度、私のこれまでの経験とふるさと氷見に対する情熱、郷土愛を皆さまのお役に立てたいと考え、政治活動を始める決意をいたしました。
この「提言」のコーナーで、私の考えを三つのグループに分類して紹介していますので、ぜひご高覧ください。

30年間の氷見市職員としての経験、さらに国政の秘書としての経験から、地域の豊かさをフルに活用できる下地作りを更に進められないかという考えが、日増しに強くなっていきました。

市役所の職員という立場でやってきた仕事、そして国会議員活動をサポートすべく秘書としての業務をしていく中で、富山県内の政治や産業をはじめ、様々な現場の最前線で活動していらっしゃる皆さんからも多くを学ばせていただいたきました。そこから見えてきたのは、私たちの地域がすでに持っている資産を余すところなく活かさなければならないということでした。
そして、そのためには、現行の制度を変える必要が出てくる場合もあり、政治の力の必要性を確信して、政治の道を目指す決意をしました。

振り返ってみれば、これまでの市役所で担当した主な仕事の中にも、様々な制度を利用しながら進めていったことが多くあります。
『どぶろく特区』の挑戦は、氷見の食の可能性を探る上で、意味のある経験となりました。現在も氷見市内の民宿では毎年、氷見の食材とその年のどぶろくの賞味会が行われており、米や酵母の工夫、どぶろくスイーツにも活かされています。
氷見市上田地内にある『ベンチャースペース氷見』では、スタートアップの小規模企業のサポートを行い、製造業や情報処理などの事業者に向けて利用可能なスペースを作り、氷見市内での新規産業の創出を図りました。
氷見が誇る圧倒的に多彩な食に脚光を当てた『食のまちづくり』は今も様々な形で続いています。
『国際交流協会』では、現在も毎年ニューヨークのColgate Universityから、1週間の体験プログラムの一行が氷見を訪れています。

地域のみなさんがすでに持っている可能性を、次につながる様々な資産として活かすためには、しっかりとした地域、県、国とのパイプ役が必要であり、現場の経験が長い私であれば、いろいろお役に立てる場面が多いと確信しています。

これまでの経験の中では、多くの発想の転換を求められてきたように感じています。
問題とされていることに対して、本当にそうなのか?という改めての問いかけを行うことは、非常に重要なことでした。
住みやすさのランキングは全国レベルでも確実に上位にあると言われている富山県でも、少子高齢化、空き家問題、シャッター街などの問題は普通に見られます。
それはまだ、ある意味では地域に力が残っているということではないでしょうか。
そのマイナスは、本当にマイナスなのかという問いを常に持ち、活かすことを考えることで、マイナスをプラスに変えていくことが重要です。
それぞれに解決策となる逆転の発想やその発想を後押しする制度の整備など、お手伝いできることはいくらでもあると考えています。