活力あふれるふるさとづくり

    「住む」「生活する」と「稼ぐ」というのは、非常に密接なつながりがあります。

    かつて、都会の有名な大学を出て、大きな企業に入るという型にはまっていくことがよしとされた時代がありました。
    昨今の新型コロナウイルスの流行を経、情報化が進んでいる社会の状況変化を目の当たりにし、目指されるライフスタイルにも変化が生じている様に感じています。

    地域が「生活」と「稼ぐ場」になるための経済の循環をどの様な形で作っていくかが、今後の氷見市のために重要なポイントではないでしょうか。
    氷見市では、さまざまな形で行政からの支援を活用した事業が徐々に実を結び始めています。
    新たな企業の誘致のみならず、市内の中小企業や、コミュニティの中で生まれた新たなビジネスを支援する機会、適切な支援の体制にはどの様な形があるかを模索していきます。

    一次産業の振興
    例えば、農林水産業を見ても、六次化以外の振興策は無いかというのは、具体的な施作が求められ続ける問題です。
    一次産業がなければ「生の基盤」が成り立たなくなるという考え方もあり、農業、漁業がそれ自体で成立することは、やはり重要なことです。氷見市であれば特に林業の可能性にも目を向けていく必要があります。
    地域のコミュニティの中で、まだ産業化されていない小規模のビジネスをどの様に活かしていくかという視点を持って、トライを続けていきます。

    移住定住の促進、事業継承
    氷見市は、富山県内の水準から見ても、地域おこし協力隊員の受け入れと定住率、移住者の定住率が高い傾向にあります。
    これは、住みやすさ、チャレンジのしやすさを感じさせる風土になっているためではないでしょうか。
    今後、新規の創業だけでなく、事業継承なども含め、より多くの接点を作り、さまざまな挑戦が可能な氷見を作っていきます。