安心の暮らしづくり

    交通
    氷見市は、富山、小松、能登北陸の三つの空港のちょうど真ん中に位置しています。
    能越道に加え、羽咋と氷見を結ぶ国道415号線を整備することで、広域の交流を促進することが、氷見の地の利を活かす重要なポイントになると考えています。

    地域の消防組織の充実
    火災や地震などの災害から住民の生命・財産を守るのが消防組織の任務です。
    そして、地域の防災の核になるのはなんといっても消防団です。
    近年、消防団の高齢化や人口減少に伴い人員の確保が難しいといった状況が見られる他、大規模な災害を想定し、対策を講じていく必要性も考えられ、地域の消防組織について、新たな視点でのサポートの必要性が出てきています。
    消防団に求められる、地域との密着性、要因の動員能力、即時対応が可能な態勢づくりを核として、地域を守るためのしっかりした組織づくり、組織運用について、今後の社会の変化にも対応していける様に考えていきます。

    高齢者福祉についての考え
    介護施設などは比較的増えてきているものの、まだ十分な数には足りていないと認識しています。
    施設だけでなく、介護への支援や、介護サービス自体にも、より細やかなメニューの充実が必要ではないでしょうか。
    高齢者福祉に携わる現場の皆さんへのケアも、当然欠かせないものになっていきます。現場の環境が良くなければ、高齢者福祉自体の質の向上もあり得ません。
    また、介護の方ばかりが注目されがちですが、高齢者の生き方の多様性、生き甲斐を感じられる環境作りについても、長く達者で暮らせる地域社会づくりについては、前向きに考えていく必要があります。
    今後も続いていく、高齢化社会の中で地域の力をしっかりを磨き上げていくには、高齢者の皆さんの経験や活力が不可欠であると考えています。

    障害者福祉についての考え
    作業所、支援態勢の充実は不可欠のこととして、社会参加や自立支援の態勢、地域のサポート環境の充実がまだまだ必要です。
    十把一絡げに枠を作るのではなく、個々人の状況にしっかり添っていける形で、社会参加の支援ができれば、そのことが、ひいては地域社会の持つ多様性や、生きやすさにもつながっていくと考えています。
    しっかりと、それぞれのペースで地域で生きていける環境作りは、障害者福祉だけに限らない、継続して心がけていかなければならない問題と捉え、行動していきたいと考えています。

    イノシシ、サルなどの害獣対策について
    里山整備の必要性については、様々に語られているところです。特に氷見市は海のイメージが強いものの、実際には面積の六割が里山で、その整備は非常に重要な問題になっています。
    従来の害獣対策に加え、年々里に下りてくる様になったクマやイノシシなど新たに問題になっている害獣についても、具体的な対策を進めていきます。
    ただ、これらの害獣については、単に駆除して終わりというものではありません。これらの問題の根幹には、山の手入れをする人の減少の問題があります。これは単に人口が減って人手が不足しているというだけではなく、山の資源を活かす方法の模索をきちんと実行していき、ある程度の産業化につながるいとぐちを発見していく必要があるのだと認識しています。
    山の手入れができ、豊かな里山を活かせる状況ができあがれば、広域の活性化策の一環としても十分に活用していけるのではないでしょうか。

    安心して子供を産み、育てることのできる環境の整備と支援
    少子高齢化が大きな社会問題となっている今、次世代を担う子供達を安心して育てられる環境づくりは非常に重要な問題です。
    大きくは、子供の親の世代の暮らしが安定して生活できること、子供を育ててられる環境だということが感じられる様な環境づくりのバックアップをしていくということになりますが、子育てに直接役にたつ支援もしっかりと充実させていく必要があります。
    子育てサークルなどを始めとするお母さんのコミュニティへの支援。子供を保育園に入れられる環境、延長保育の充実といった働きたいお母さんへの支援なども、現状や環境全体をしっかり捉えて、安心できる体制づくりに向けて活動していきます。
    子育ての悩み、問題を積極的に安心につなげていける様にしていくことが、そもそも統計上は住みやすいと言われている富山県で、住み良さの実感を強く感じていただけることにつながると考えています。