少子化による人口の減少により、このままでは25年後に氷見市は人口3万人を切ってしまうのではないかと言われています。これはなんとしても避けなければならないことですが、実は毎日、1万人が氷見市から市外に働きに出ているため、昼間人口は既に3万人の水準となっている事実があります。
この1万人の皆さんが通勤時間の短縮を考え、職場の近くに引っ越し、結果、氷見から出て他の市で家を建ててしまう。このような形での人口の流出はどうにかして避けなければなりません。
氷見で昼間働ける場所、雇用創出は急務であると考えています。優良な企業を誘致することはもちろんですが、既にある地域の財に目を向けた観光資源の開発や、山林、空き家などの活用を模索をはじめとするコミュニティビジネスの創出、それぞれの地域が中心になって産業おこし、地場産業の育成を進めていく必要があります。
働く場が根付くことで生活する場所として人も根付いていく。自分たちの地区をしっかりとした形で次世代に残していくためには生活していけること、つまり、雇用が一番の問題であることを強く意識していく必要があります。
地域とは、住みやすさとは何かをしっかりと市民とひざをつき合わせてお話を伺い、一緒に考えていきたい。市職員時代に身に染みたこの仕事の仕方で、全くぶれることなく地域の問題と向き合い、解決につなげるお役に立ちたいと考えております。