告示以降、各地で個人演説会をさせていただいています。各地区を訪ねることで、同時に個別の問題点や要望を伺うこともできます。
地域の問題点やこれからの展望については、やはり相当な危機感を持っておいでの皆さんがおられることを、改めて認識しています。
前回の市議会選挙では議員17名のうち9名の新人候補が当選し、平均年齢も60.5歳から51歳と10歳の若返りを果たしました。
北陸新幹線開通もあり時代の変わり目に、氷見も変わらなければならないということを考えておられる皆さんの意思がそこに働いたものと思われると同時に、12年間無選挙のままだった県政と氷見市の関係も、そろそろ見直すべきだというお声をいただき、非常に励みに感じております。
富山県内でもワースト2となっている氷見の人口減少については、各地区でも大きな問題として認識されています。
そんな中でも、道路の整備をはじめ、下水道などのインフラの整備の必要性を強く感じておられる地区、果ては有磯高校の統合の折に何かできたのではないかという声など、皆さん地元を愛し、末長く住み続け、次世代に渡していくことについて真剣に考え、地域・市・県・国のしっかりした連携を望む声には、どうしてもこれまでの足並みの揃わなさに対するやるせない思いが感じられ、身の引き締まる思いで拝聴しております。
各地区で皆さんに紹介していただくときに、市の職員時代に関わらせていただいた事業と一緒に紹介していただくこともあり、改めて、これまでの仕事についての評価をいただくこともあります。
国際交流に関連した関わり、コミュニティセンターの整備から、獅子舞の実施まで、思えば30年間市役所の職員として関わらせていただいたことの一つ一つが、皆さんからの声を伺って、何かお役に立てればということで職員の立場から知恵を絞ってきたことばかりです。これからも、氷見の地金の強さ、本来の文化レベルの高さをもっと前面に押し出せる様に、地元を愛する皆さんとこれからも共に歩んでいくことができれば、さらに皆さんのお役に立てるものと確信しております。